INTERVIEW
インタビュー
多くの所員と一緒に仕事をする機会に
恵まれる弁護士秘書

I.U.
秘書
2021年入所
2021年に弁護士秘書として岩田合同法律事務所入所。現在、パートナー弁護士2名、アソシエイト弁護士1名、外国弁護士1名を担当。
現在の仕事について教えてください。
弁護士秘書として、現在は4名の弁護士を担当しています。担当弁護士のスケジュール管理や電話対応、経費精算や請求書の発行、裁判所への書面提出や書類のファイリング、案件の進捗管理等が主な業務です。これらに加えて、出張や会食の手配、弁護士によるセミナー等の運営・手配も行っています。
これまでのキャリアについて教えてください。
新卒では損害保険会社へ就職し、企業向けの損害賠償責任保険の商品開発を行う部署に所属していました。当事務所へ入所してからは、パートナー弁護士、アソシエイト弁護士、外国弁護士と、幅広い役職の弁護士を担当しています。また、最近では新入所の秘書にOJTを行うなど、業務の幅が広がっています。私自身が法律事務未経験で入所していますので、同じく未経験入所の秘書に対しては、自分自身が入所時に疑問に思ったことや先輩から教わった内容等を踏まえ、その方の経験や知識量に応じたOJTを行うことを心掛けています。

日頃の業務で心掛けていることを教えてください。
日頃から担当弁護士とコミュニケーションを取り、弁護士が何を求めているのかを把握することで、ニーズに即した行動ができるよう心掛けています。弁護士から指示された業務のみをするだけでなく、先回りして必要となる業務を考え、柔軟かつ自主的に業務に臨むようにしています。
また、弁護士秘書は、指示を受けた業務を迅速かつ正確に遂行できることはもちろん、バランスよく全体を見て、柔軟に業務ができることが重要と考えます。例えば、アソシエイト弁護士が初めて対応する業務があった際には、所内での過去の対応例を示し、業務の進め方を積極的に提案したり、外出や打合せの多いパートナー弁護士に対しては、タイミングに配慮して進捗確認のリマインドをするなど、弁護士のニーズや役職に即した対応をするように心掛けています。
岩田合同法律事務所の特徴を教えてください。
当事務所では秘書間でコミュニケーションを取りながら効率的に業務ができる点に特徴があります。弁護士秘書は、5~8名程度のグループとなっており、不明点や困ったことがあった際にはグループ内で相談することができますし、業務負荷が大きいメンバーがいる際には声を掛け合い、複数の秘書で共同して業務に当たるなど、助け合いながら仕事を進めています。
また、秘書に対する勉強会が実施され、業務に関係する法律知識を高める機会があるほか、英語力やITスキルを身に着けるための制度もあり、専門性を高められる点も魅力的だと考えています。

1日の業務の流れを教えてください。
ある1日の流れをご紹介します。
9:00 メールチェックをし、弁護士のデスク回りの整理を行います。
9:30 弁護士の予定や各業務の期限を確認し、優先順位を付けて業務を行います。この日は弁護士の出張の予定が入ったので、チケットの手配をしました。
11:00 この日は秘書のグループミーティングが行われ、業務の進捗等の状況を相互に確認するとともに、秘書マニュアルの改訂についても意見交換しました(月1回程度)。
12:30 交代でお昼休憩を取ります。休憩時は所内の休憩スペースのほか、丸ビル内のラウンジも利用可能です。お弁当を持参することもありますし、同僚と丸の内周辺の飲食店でランチすることもあります。
14:00 同じグループの新入所の秘書に対しOJTを行いました。この日は実際の案件を用いて所内ツールを一緒に操作しながら経費精算の流れについて説明しました。
16:30 担当弁護士が受任している訴訟案件に関して提出が必要な書面があり、東京地方裁判所に出向きました。日によっては、法務局やクライアント先を訪問することもあります。
17:30 翌日に持ち越す業務については対応期限を確認したうえで、業務を終了します。
当事務所の魅力はどのようなところだと思いますか。
歴史と伝統があり、働きがいがありながら、所員同士が心地よい距離感で仕事ができるというところが魅力だと思います。
当事務所には長い歴史があり、多くの日本を代表する企業からの案件依頼がありますので、ニュースに取り上げられるような重要な案件に携わることができます。仕事の責任は大きいですが、複数の弁護士や秘書で協力・分担しながら案件を進め、案件を終結に導くことができたときには達成感を感じることができます。
秘書は、担当弁護士やグループ内の秘書に限らず、多くの所員と一緒に仕事をする機会に恵まれているほか、所内のイベントも定期的に開催されており自由に参加することができるので、業務でも業務外でもコミュニケーションを取ることができる点も魅力だと思います。
